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淫欲の闇










11
 私は震えながらも、画像を閉じる事が出来なかった。
 今 閉じてしまえば後悔するとでも思考が勝手に判断したのだろうか。
 私は小刻みに揺れる右手に力を入れると次ぎの画像をクリックした。


 そこからは私をあざ笑うかのような卑猥な画像が続いていった。
 画像は卑猥な裸体と相反するかおりの笑顔を見事に写し出していた。
 昨日の夜 頭の中に浮かんだ妻の笑顔、今 目の前の画像の中の妻はまさにその通りの笑顔だった。


 芝生の上で下半身だけを曝(さら)け出し、四つんばいになって微笑んでいる妻。
 道路の上で全裸になってウンチングスタイルでしゃがみ、巨乳を揉(も)みほぐす妻。
 屋上から隣のビルの窓に向って巨尻を突き出す妻。
 公衆便所の男子トイレの便器の横で全裸で佇(たたず)む妻。
 山道で足を蟹股(がにまた)に拡げた中腰の状態でポーズをとる全裸の妻。


 10枚ほどの野外での画像が終わると、その次からは局部の無修正の画像が始まった。
 ベットの上で四つんばいの格好で尻を高く上げ、陰部と肛門を晒(さら)しながら振り返っている妻。
 M字開脚で左手で身体を支え、右手で陰部を拡げている妻。
 前屈(まえかが)みで両手を後ろに回し尻肉を拡げる立ち姿の妻。
 床の上でイヌの格好になり、股下から右手を回し逆V字でアソコを拡げる妻。


 画像は卑猥さを増していったが、先程から 私の頭の中には一つの疑惑が生まれ、それはある確信へと変わっていた。
 画像はその後 性具を使ったものや、SMチックな縛りや蝋燭(ろうそく)を使ったものへと移っていった。
 そして最後の5,6枚は、男との絡みのものだった。
 

 巨根を露出した2人の黒人男の間にしゃがむ妻。
 仰向けの若者の上に騎乗位の格好で跨(またが)る妻。
 男の物から放出された液体を浴びている妻。
 アナルに生の肉棒を受け入れ微笑む妻。


 40枚近い画像の中でかおりの顔は何種類あったのだろうか。
 コラ画像・・・・。
 私もネットの中で初めてその存在を知ったのはいつ頃だったか。
 元々はコラージュと言うフランス語の略だそうだが、わかりやすく言うと首をすり替えた合成写真の事だ。


 落ち着きを取り戻していた私は、もう一度最初から画像を見直してみた。
 その技術に感心する物あれば、いかにも合成とわかる物も確認できた。
 確かによく見ていくと、かおりの笑顔に興奮できる物もあれば、逆に白(しら)ける物もあった。


 (・・なるほど ちょっと遊んでみました・・・・か)
 (こういう事だったのか・・)


 そこまで考えて私の中に別の心配が湧いてきた。
 (まてよ・・・でも かおりの写真を使ったという事は、どうやってその写真を用意したのだ?)
 

 コラ画像に使われたかおりの写真は、最近撮られた物だろう。
 かおりが相手に自分の写真を渡したとは考えられない。
 そうなると・・・。
 (ストーカー・・・・)


 その考えにたどり着いて、私はまだ見ぬ “K”に強い怒りと恐怖が込上げてきた。
 (一体こいつは何を考えてるんだ・・・)
 (しかし・・・今も かおりがこいつに付け狙われてるとしたら・・・)
 

 一瞬 このKに抗議のメールを送ろうとしたが、こちらの心情を悟られるより何とかこいつの正体を突き止めたいと強く思っていた。
 それと かおりをどうやって守るか・・・。


 私は画像を閉じると、その場で腕組みをして考え込んだ。
 妻に事実を告げると余計に心配をするだろう・・いくら明るく活発な妻でも。
 だからといって これぐらいの事で警察に相談できるわけがない。
 探偵を雇う事は出来るだろうが、費用がかかりすぎる・・・だからと言って二人の子供達にボディーガードを頼むわけにもいかない。
 

 考えたあげく私が出した結論は・・。
 身近にいる友人、知人、親戚にそれとなく私の不在中の事を改めて頼むしか無いと言う事だった。
 幸運な事に私たちの両親はそれぞれ健在で、私の両親は自宅の割と近くに住んでいた。
 (おやじとお袋にも一度電話をしておこう・・)
 (あとは奥村か・・・奴の紹介の仕事を始めるとなると2人が話す機会が増えるかも知れないし、そこから様子を見守ってもらうか)
 (それと後 近所でいるとしたら・・・)
 

 そこまで考えてある疑惑が浮かんできた。
 最近のかおりは自治会の集まりが忙しくなってきた・・・。
 その役員の中にこのストーカーがいるとしたら・・・。
 一番かおりと接しやすく、行動のパターンも読めてくる・・・そうなると写真も撮りやすい。


 私の頭の中に一人の男の姿が浮かんできた。
 (小酒井・・・・さん)


 先日 帰宅した時に駅で声を掛けてきた男・・・・。
 かおりの姿を繁華街で見かけたと嘯(うそぶ)いた男・・・・。
 昔から近所で雑貨屋を営む40代後半の陰気な男・・・。
 何年か前に奥さんと子供に逃げられた男・・・・。


 私は以前妻が言った言葉を思い出した。
 『小酒井さんの目って何だか厭(いや)らしいのよね』


 (小酒井・・・・・)
 (コサカイ・・・・)
 ( ! K・・・コサカイの“K”・・・まさか)


 その時テーブルの上の携帯が鳴り出した。










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