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友達の彼女は









七日目
いつのもように部室へ行く。一人。
足音がする扉の前で止まるとその足音は離れて行った。
電話が鳴る。相手はコウだった。
「どうした」
『弥生とさ連絡がつかないんだよ。』
「いつから」
『昨日の昼過ぎ位から全然出ないんだよ』
「俺・・が」
『ん、どうした』
「俺が電話するように言っとくよ。学校には来てたしさ」
『頼むわ。そう言えば明日の夕方くらいには帰るからさ』
電話を切る。部屋を出て体育館に行く。
「弥生は?」
「え、どうしたの? 春樹に今日は用事があるから今日は休むって言ったよ」
「俺に?」
「うん」
部屋に向かう。弥生がいた。
「コウが電話しろってさ。心配してたぞ」
「私の家に来てほしいんだ」
何も言わずついていく。
部屋につく。
「それでどうしたの」
何も言わずに奥に行き何かを持ってきた。
「俺の下着?」
「全部だからさ」
「五枚か。ないなと思ったけど」
「あのこと言わないでね」
「言えるわけないだろ。言ったら俺がどうなるか」
「けどさ、ばれなければいいんだよね。」
そう言うとキスをされる。
「春樹のことね。嫌いじゃない。どっちもね好きだと思う」
「告白されたからコウと付き合ったってこと?」
「うん」
「嘘つくなよ」
「え? 嘘じゃない」
「お前さ。下向いて言ったよな。嘘つくときおまえは下向くんだよ」
「違う」
「本当はしたいんだろ」
「違う」
俺の方を向いて首を振る。
「嘘つくなよ」
「違う」
俺の目を見て言い放つ。
「分からないか」
「好きだよ。嘘じゃない」
「今のは嘘じゃないよ」
「両方好きでコウに告白されたから付き合ったんだよな」
「うん」
「それは嘘だろ」
「違う」
「コウのことが好きだから付き合ったんだよな」
「あたりまえじゃない」
「けど、俺は友達として好きなだけだろ」
「違う」
「嘘をつくと声がでかくなるし手に力が入る。分かった。コウにしてもらえばい
いじゃん。明日帰ってくるって言ってたよ。認めるならまたしようよ。俺は弥生
のこと好きだからいくらでもするよ」
家に帰る。

八日目 コウが帰ってくる日
「一週間ぶりだな。二人とも」
コウは笑顔だった。
三人で俺の部屋でいつものように話をする。実家であったことやこっちだ会った
ことをみんなで話す。これが当たり前の光景だった。
「弥生。この前どうして出なかったんだ」
「春樹と喧嘩してたんだ」
「喧嘩? どんなことで?」
「私が認めなかったんだ。春樹の言ってること否定したんだ。」
「そうなんだ」
「だから、春樹もおかしかったのか」
「春樹、ごめんね。私認める春樹の言ったこと」
「俺も言いすぎたからお互いさまってことで」
「これで仲直りだな」
そのまま三人で話しながら夜が更けていった。
春樹が最終の電車で帰って行くのを弥生はそのままコウについて行った。

九日目
コウが異様に元気だった。
「単純な奴だな」
「コウのこと?」
呆れたように頷く。
「昨日さ全然気持ち良くなかった。」
「襲われるのが好きなんじゃない。」
「そうなのかな?」
「そうだよきっと」
片づけをしている弥生に話しかける。今は二人きり。そのまま更衣室に入る。
弥生はそのまま下着を下に下げスカートをめくる。
「しないの?」
「したいのは弥生でしょ」
「入れて」
挿入する。激しく出し入れすると弥生は声を出してあえぐ。
「ふぁあ・・ああぁ。それだめ・・ふぁあ」
「声が大きいな。キスしよう」
「ちゅ・・あ・ちゅ・・ふぁあ・・ちゅ」
動かすのをやめる。
「どうしてやめるの?」
「コウが来るんじゃないこの時間」
「あの時みたいに気持ち良くなりたい」
「理由つけて俺の家来れば。それか彼氏にしてもらえばいいじゃん」
そう言うと俺は部屋から出ていく。体育館に向かうとコウがいた。
「弥生は?」
「更衣室で着替えてる」
「そうか。じゃあさ、用事あるから先に帰るわ」
「用事って?」
「あれ関連のな」
「あれ。二人の営みの関係してんの」
「分かってるじゃないか。コンドームやらなんやらを買いに行くから」
「わざわざ、どっかに買い行くのか」
「それもあるが今日はゲームやらアニメDVDの発売日で」
「彼女とゲームどっちが大事なんだよ」
「両方。後で来るように言ってくれねえか」
「それはいいけど、あいつ具合悪そうだったぞ」
「あ、久々って言ってたからな」
「どうしたの二人とも」
「弥生。それがさ」
コウは事情を説明する。二人は帰って行った。
弥生からメールが届く。『物足りないよ。どうしよう』
俺はわざと無視した。










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