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私の知らない妻















22





あまりの衝撃に声も出せず、ただ映画のように次にどうなるかを確認したいという欲だけで動いていた。
一人暮らしの部屋に一人だけでPC画面に見入っていた。
男が妻の中に精液を注入したところでキャプチャー1が終わったらしい。
キャプチャ−2にカーソルを合わせ、クリックする。
何の躊躇いもなかった。

映像は夜だろうか、暗い画面がだった。
場所は車の中らしい。後部座席から運転席が見える。
赤外線機能で撮っているらしく、少し緑がかった色だった。

そしてそこに映し出される妻の顔。服もちゃんと着ている。


「旦那は?」


男が妻に質問する。
声からするとさっきまで見ていた映像と同じ男だ。


「今お風呂です。」


全身の血圧が上がった気がした。
俺が風呂に入っている時に会ってたのか?
ということは家の近くか?


「じゃあ急がないとな。」


そして画面には男のズボンを脱いだ下半身が映し出された。
妻はその男根を手を沿え、しごきだす。


「早くイかせないと旦那が風呂上がったときお前がいなかったらどう思うだろうな」


男は妻を煽るように言う。
妻は急ぐように口で奉仕し始める。


「ほら、もっと音立ててするんだよ。」


それに従うように妻は音を立てて男根を吸い始めた。


「旦那にはスタンド行かせたか?」


「はい」


男根をしゃぶりながら妻が答える。
スタンドの話、ということはさっきまで見ていた映像と同じ日だ。


「ガソリンも入れさせたか?」


「はい」


すると男が言った。


「そうか、じゃあ言うが、お前の車の給油口にこの写真入れといたんだよ。スタンドの人は確実に見るだろうからな」


そして妻に一枚の写真を見せる。
暗くて表情はわからないが妻が固まっているのがわかった。
そして画面にその写真を映し出した。
赤外線カメラ為かはっきりとはわからないがおそらく妻だろう、裸でM字開脚している写真だった。

どれだけ馬鹿にされればいいのだろう。
こっちからは何もできずに男たちは遊び尽くしている。
妻の身体を好きにするだけでは飽き足らずに俺をコケにして遊んでいる。
人の家庭を崩壊させることで自分たちの欲求を満たしている。
既にただの浮気で済まない事態になっていた。


「ほら早くしないと旦那が風呂上がるぞ」


妻は何も言わずに口で奉仕をし続ける。


「よし、下脱げ。」


その声に反応し、妻ははいていたジーンズを脱ぎ、下半身裸になった。
そして男は妻に男根を咥えられた状態のまま、妻の下半身に異物を入れ込んだ。
そしてカメラが下に置かれ、画面は真っ暗で音だけが入っていた。
しばらくすると再びカメラが持ち上げられ、画面に妻の下半身が映る。
妻の下半身はローターを入れられ、それをそのまま紐で固定されていた。
そしてその状態で口で奉仕させられている状態だった。


「よし、出すぞ、しっかり飲めよ」


そして男は妻の口内に精液を出した。
妻が飲んだのかどうかは映像を見る限りではわからなかった。


「じゃあ早く帰れ、旦那がまだ風呂入ってるといいな。ローターはつけたままだ。明日の朝外してやる。朝6時、連絡したらすぐ来い。いいな。」


「それは無理です。旦那がいるので・・・」


妻が小さな声で焦った様子で言う。

しかしその声に被せるように男が強い口調で言った。


「お前は誰のものだ?」


・・・妻はそのまま車を出て行った。
映像は一回切れ、明るい映像に切り替わった。
翌日の朝だろうか、車の中には既に妻がいた。
映像に映る車の外の映像に見覚えはない。
ただ俺がいる日の朝からそんなに遠くにいけるわけはなかった。


「朝の公園でしたことあるか?」


男が少し眠たそうな声で言う。

妻は小さな声で答える。


「ありません。」


もういい、これからまた妻が遊ばれるだけなんだろう。
だんだんと感情を捨て去ろうとしている自分がいた。
もう何も驚くことは無い。 そのまま映像をスキップした。
まるで口にしたコーヒーのカップを再びテーブルに置くように、淡々とした無意識の行動だった。










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