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調教記


私が飼っている女、美紀への調教の軌跡を綴っていきます。
女はここまで変わるのかと思えるほど自分好みに変わった美紀。
調教を通じて一人の女の人生を変えてしまったんじゃないかとも思います。
ただ言えることは、今は過去からずっと2人が歩んできた結果です。
多くのみなさんに見ていただきたいです。ご覧ください。







その5ヶ月後だっただろうか。
冬も終わり、まだ寒さは残るが春にさしかかっていた。
同僚とはその間飲みにいくことはあっても彼の家に行くことはなく、美紀に会うことはなかった。
時間が経つにつれ、以前のような自分の中のほんの小さな変な感情がなくなっていくのも感じていた。
だからといって会いたいと思ったことはない。
街中で綺麗な女性を見かけるとつい目線が行ってしまう。
何度も何度も見てしまう。
それと似た感覚だった。
自分でも恋などという淡い想いではないことは自覚していた。
そんな風に思いながら過ごしていた時期、街中で偶然美紀を見かけた。
日曜の昼、弁当屋で昼食を買おうと注文をした。


「〇〇弁当ですね。」


気にも留めていなかった店員の声に何かを感じ、店員の顔を見た。


「おああ・・・」


自分はこんな声を出していたと思う。
突然出てきた声。何かを言おうと思いながら何を言えばいいのかわからない、無意識のうちに出た声。
そこには美紀がいた。
そしてさっきと同じ聞き覚えのある声を発する。


「おひさしぶりです〜」


やっぱり美紀だ。
顔を見て美紀だとわかったにもかかわらず、久しぶりだといわれて本当に美紀だと確信できた。
にこやかな顔でこっちを見ている美紀。
昼飯を食べようと買いに来た弁当屋になぜ美紀が・・・いつから働いているのだろう。
その日は街中に買い物に来て、その帰りにたまたまその日初めて行った弁当屋に美紀がいた。


「あ、どうも、久しぶりですねー数ヶ月ぶりですよね」


前回会ってからどれくらいの時間がたったかをはっきり思い出せない。
だが何よりもこんなところで会った驚きの方が大きくてそんなことはどうでもよかった。
美紀が働いているなんて同僚にも聞いていない。
いや、いちいち自分の家庭のことなど言わないよな。
いつのまにか同僚の家庭を干渉していた自分がいた。
確か前は働いていなかったはずだ。
そうか、子供が小学校に行き始めたからか・・・でも今日は日曜日だ・・・。


「私先週から働き始めたんですよ、ここにはよく買いに来るんですか?」


「いえ、今日がはじめてです。たまたま寄っただけなんですけどまさかこんなところで会うとは・・・」


お互いにこやかに話し始めた。
聞くと、美紀は毎日午前中のみ働いているとのことだった。
チェーン店でもなく、町のお弁当屋さんという感じのお店だ。
弁当屋特有の黄色い雨よけ看板に店名が書いてある。
その日は人手が足りなくて、午前中だけ出ているとのことだ。
考えてみればそこは同僚宅から近い。
働くにはいいところか。


「また飲みにきてくださいね」


「はい、是非」


そう言って俺は家路についた。
弁当屋で働いてるのか・・・。
会おうと思えば毎日でも会える。
少しウキウキしてしまった。
初めて行ったあの弁当屋の高感度が上がる。
だが次の瞬間、美紀が平日の午前勤務だと思い出し、店の高感度が下がる。
こんな馬鹿みたいな自分の感情の起伏が楽しかった。
偶然美紀と会ってしまったおかげで、また楽しい感覚を思い出してしまった。
それが再会であり、きっかけだったと思う。
自分にも常識はあり、ある程度の優しさもあると自負している。
女として意識してはいけないとわかっている。
だがなぜか本能が勝手に動きだすきっかけを作ってしまっていた。
理性では抑えることのできない本能が。


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